何かと話題になっている備蓄米ですが、「古米」だったり「古古古米」だったり名前の付け方が気になりました。
それを保管する「備蓄米倉庫」が大変なことになっているとのことで、あわせて記事にしました。
古米の呼び方と名前の付け方
お米は収穫されてから1年以上経過するごとに「古(こ)」がつくルールのようで、例えば「古古古米」は3年前のお米という表現になります。読み方は「こここまい」となります。
ということは、令和7年の今だと令和5年産が「古米」となり、令和3年産のお米は「古古古米」ということになるようですね。
備蓄米とは

備蓄米とは、災害や緊急時のために備えているお米で、現在では100万トンを備蓄されているといいます。100万トンは一人あたり年間消費量の約1〜1.5ヶ月分に相当する量とのこと。
そして、いま市場に出回ってきている備蓄米は、ここから放出されているお米です。
備蓄米のきっかけは、1993年の記録的な冷夏による不作が原因となり米不足となった、いわゆる「平成の米騒動」です。
この事件が契機となり1995年に、国によるお米の備蓄が制度化されたそうです。
備蓄米倉庫について
場所は公表されていないですが、全国に300箇所ほどの倉庫に玄米の状態で適正に管理されているので、5年間保管されたお米もおいしく食べられるとのこと。
今回の備蓄米の大量放出により、倉庫会社が月4億6千万円減収の見通しで、廃業を検討する事業者もあるようです。
というのも、売った業者から同じ量のコメを買い戻すことになっていますが、これを「原則1年以内」から「原則5年以内」に延長したため、保管料を受け取るめどが立たなくなってしまったというのが理由のようです。
じゃあ災害があった時はどうしてたのか?と思い東日本大震災の時はどうだったか調べてみると、この時は「4万トン」だそうです。この量だとあまり影響はなかったんでしょうね。
とはいえ、今後大きい災害は起こらないとも限らないし、お米を増産の方向に進んだとしても保管する倉庫がないとなれば困りますよね。
こういった対策も今後の課題となっていくのでしょうか。
まとめ
お米は収穫から1年以上経過するごとに「古」が追加され、呼び方は「こ」となり、「古古古米」は「こここまい」です。
備蓄米は、「平成の米騒動」を契機に、国によるお米の備蓄が制度化されました。災害や緊急時のために備えているお米で、100万トン備蓄されている中から市場に放出されています。
今回の大量放出により倉庫会社が月4億6千万円減収となり、また保管料を受け取るめどが立たなくなってきており、廃業を検討する事業者もあるとのこと。
お米は100%自給自足で賄い、輸入に頼らなくてもよい仕組みを、お米作りから流通や保管などあらゆる面でこれを契機に見直していい方向に進んでくれればと思います。
しかし、どへばこったごどさなったんだべな(どうしてこういうことになってしまったんだろうな)
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