あと1か月半ほどで、青森の夏祭りが始まります。
ここでは青森の夏祭り「4選」の日程をまとめました。
青森に訪れる際の参考になれば幸いです。
青森ねぶた祭
青森ねぶた祭の日程
青森ねぶた祭の日程は下記のとおりです。
2025年8月2日(土)~8月7日(木)
- 8月2、3日 19:00~ 子どもねぶた・大型ねぶた運行
- 8月4~6日 18:50~ 大型ねぶた運行
- 8月7日 13:00~ 大型ねぶた運行
- 8月7日 19:15~ 青森花火大会・ねぶた海上運行
前夜祭
8月1日の18:00から、ラッセランドでイベントが開催されます。ラッセランドには「ねぶた小屋」があり、完成したねぶたに灯を入れて展示しています。
青森ねぶた祭とは
青森ねぶた祭は、毎年8月2日から8月7日にかけて青森市で開催される、日本を代表する夏祭りです。
国の重要無形民俗文化財にも指定されており、仙台七夕まつり、秋田竿灯祭りと並ぶ東北三大祭りの一つとして知られています。
幅約9m、奥行き約7m、高さ約5mにもなる巨大な人形型の灯籠で、針金で組んだ骨組みに和紙を貼り、約3か月かけて制作されます。
華やかな衣装を身につけた「ハネト(跳人)」と呼ばれる踊り手たちが、「ラッセーラー、ラッセーラー」という掛け声とともにねぶたの周りを跳ね、笛や太鼓などの「ねぶた囃子」が祭りの熱気を盛り上げます。
青森ねぶたは、ねぶた本体が自在に動くので、曳き手によって観衆に迫る勢いで前進させたり旋回させたりもします。その様子は迫力満点です。
青森花火大会・ねぶた海上運行
最終日の8月7日に行われるのが「青森花火大会・ねぶた海上運行」です。
8月6日までは夜の運行ですが、8月7日は13:00から大型ねぶたが運行され、19:15頃から花火大会が行われます。
その花火大会では、8月6日に発表される受賞ねぶたを含む大型ねぶた4台ほどが海上に漂い、その上を華やかに彩る花火が舞い、ねぶた祭のフィナーレを飾ります。
弘前ねぷたまつり
弘前ねぷたまつりの日程
弘前ねぷたまつりの日程は下記のとおりです。
2025年8月1日(金)~8月7日(木)
- 8月1日~4日 土手町コース 19:00~
- 8月5日・6日 駅前コース 19:00~
- 8月7日 土手町(午前)コース 10:00~
弘前ねぷたまつりとは
弘前ねぷたまつりは、毎年8月1日から8月7日にかけて弘前市で開催される、国の重要無形民俗文化財にも指定されている夏祭りです。
ねぷたは主に扇形の「扇ねぷた」と、人形の形をした「組ねぷた」の2種類があります。
特に扇ねぷたが主流で、大小合わせて約80台ものねぷたが「ヤーヤドー」の掛け声とともに、市内を練り歩きます。
弘前ねぷたは小型ねぷたから始まり、後半には高さ最大9メートル超、重量が何トンにもなる大型ねぷたが曳かれます。
特に、大型ねぷたが電線や看板を巧みにかわしながら進み、そのねぷたを押し引き回していく「曳き手」の姿にも注目です。
五所川原立佞武多(ごしょがわらたちねぷた)
五所川原立佞武多の日程
五所川原立佞武多の日程は下記のとおりです。
2025年8月4日(月)~8月8日(金) 19:00~21:00
五所川原立佞武多とは
五所川原立佞武多は、毎年8月4日から8月8日にかけて五所川原市で開催される夏祭りです。
青森県の三大佞武多の一つに数えられ、その最大の特徴は、高さ約23m、重さ約19トンにも及ぶ巨大な人形灯籠「立佞武多」が市内を練り歩く圧倒的な迫力にあります。
その大型立佞武多3台の他、中型・小型の山車を合わせて15台前後が勇壮に夜の中心市街地を練り歩き、「ヤッテマレ!ヤッテマレ!」の威勢のいい掛け声と、太鼓や笛の力強いお囃子が祭りを盛り上げます。
なお、 祭り期間以外でも常設展示施設「立佞武多の館」で実物の立佞武多を見学することができたのですが、残念ながら「立佞武多の館」は現在大規模改修工事のため2025年4月1日~2026年6月30日(予定)の工事期間中は立佞武多の観覧ができません。
「立佞武多の館」の開館時期については2026年7月以降を予定とのことです。
2025.6.21追記
大型立佞武多の新作はありませんが、高さ約10mの中型立佞武多「織姫と彦星」を制作しており、今夏出陣予定とのことです。
五所川原花火大会
立佞武多の前夜には花火大会が開催されます。打ち上げ総数5,000発もの花火が、夜空を華やかに彩ることでしょう。
第74回五所川原花火大会
日時:令和7年8月3日(日) 19:20〜21:00
会場:岩木川河川敷(北斗グランド)
会場付近は午後3時から順次、車両通行止めによる交通規制があるとのこと。お出かけの際はご注意してください。
八戸三社大祭(はちのへさんしゃたいさい)
八戸三社大祭の日程
八戸三社大祭の日程は下記のとおりです。
2025年7月31日(木)~8月4日(月)
- 7月31日(木) 【前夜祭】 18:00 ~ 21:00頃
- 8月1日(金) 【お通り】 15:00 ~ 19:00頃
- 8月2日(土) 【中 日】 18:00 ~ 21:00頃
- 8月3日(日) 【お還り】 15:00 ~ 19:00頃
- 8月4日(月) 【後夜祭】 18:00 ~ 21:00頃
八戸三社大祭とは
八戸三社大祭は、毎年7月31日から8月4日にかけて八戸市で開催される、約300年の歴史と伝統を誇る八戸地方最大の夏祭りです。
『おがみ神社』『長者山新羅神社』『神明宮』の三社の神輿行列と、最大で幅8m・奥行き11m・高さ11mにもなる豪華絢爛な山車が市内を巡行します。
2004年に「八戸三社大祭の山車行事」として国の重要無形民俗文化財に指定され、さらに2016年にはユネスコ無形文化遺産「山・鉾・屋台行事」の一つとして登録されました。
また、祭りが終わった後になりますが、八戸では花火大会も開催されます。
第45回 八戸花火大会
開催日時:2025年8月17日(日)
17:00 開場 / 19:00 開演 (雨天決行)
※荒天等の場合、24日(日)へ順延
まとめ
青森の夏祭りとして「4選」の日程をまとめました。
- 青森ねぶた祭 8月2日~8月7日
- 弘前ねぷたまつり 8月1日~8月7日
- 五所川原立佞武多 8月4日~8月8日
- 八戸三社大祭 7月31日~8月4日
ねぶた囃子を聞くと、なんだかじゃわめぐじゃ。
「じゃわめぐ」というのは、津軽弁で「心が踊りワクワクする」とでも言いましょうか。血沸き肉躍るかな?
地元では青森の夏は短い、とよく言います。ねぶた祭が終わったら夏も終わり、すぐに秋が来て厳しい冬が来る。だから短い夏を祭りで一気に楽しもう、そんな感じでした。
まあ近年は異常気象なのか、暑い日が続いたりしますが。
お越しくださる方は、暑さ対策や交通事故にはお気を付けて、ぜひ青森の夏祭りを楽しんでください。
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