【2025年10月版】Adobe Firefly無料版のクレジット数とできること

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Adobe Firefly無料版では、生成クレジット数やどの機能が使えるのか気になりませんか?

結論を言えば、1か月毎に使用できる生成クレジット数は「10」です。

プロンプトを入力して画像を生成したい場合は、「生成」する毎に1クレジット消費されるので、1か月に10回まで可能ということです。

ここでは、以下のことについて解説しています。

  • Adobe Fireflyの始め方
  • 残りのクレジット数とリセット日の確認の方法
  • Adobe Firefly無料版で使える機能
  • 画像生成の方法
  • 画像生成以外の機能
  • 有料プランの種類
  • 標準機能とプレミアム機能でできること

Adobe Fireflyの始め方

初めてAdobe Fireflyを使う場合は、Adobeアカウント(Adobe ID)を作成する必要があります。

無料で作成できますが、以下のどれかが必要となるので用意しましょう。

  • Google アカウント
  • LINEア カウント
  • Apple アカウント
  • メールアドレス

Adobe Fireflyへのアカウント作成とログイン

Googleアカウントを持っている場合を例にします。

1.Adobe Fireflyの公式サイトを開き、右上の「ログイン」をクリック

ログイン

2.初めての場合でも「Googleでログイン」から進むことができます。

Googleでログイン

メールアドレスで始める方は下にあるメールアドレスでログインにある「アカウントを作成」から進んでください。その際はメールアドレスとAdobeアカウント用のパスワードを入力して進んでください。ここからでもGoogleアカウントなどを選択できます。

3.そのまま必要な項目を入力しながら進んで完了します。この画面が表示された場合(初回のみ)は右上の「×」をクリック。

初回に表示される画面

左下の「プロンプト作成スキルを向上」にある「ダウンロード」をクリックすると「Firefly Image Model 4ガイド」が新規タブで表示されます。プロンプト作成の例もありますので、一度見てみることをおススメします。
「アドビwebサイトの地域設定がお客様の位置情報と一致しません」とポップアップが表示されたら左下にある「日本」を選択すればOKです。

日本をクリック

もし画面を閉じてしまい後から確認したい場合は、Adobe Fireflyのホーム画面上部から再度表示することができます。

ヒントの表示

ホーム画面には左から「おすすめ」「画像」「動画」「音声」「ベクター画像」のメニューがありそれぞれ切り替えることができます。

おすすめ(デフォルト)
おすすめ(デフォルト)
画像
画像
動画
動画
音声
音声
ベクター画像
ベクター画像

クレジット数の確認方法

クレジット数は右上の「アカウント」から確認できます。

アカウント箇所

残りのクレジット数や次のリセット日も確認できます。

クレジット数とリセット日

Adobe Firefly無料版の機能とクレジット数

Adobe Firefly無料版で1か月毎に利用可能な機能は

  • テキストから画像生成
  • 生成拡張
  • 生成塗りつぶし

のようです。それぞれ1クレジットを消費します。

「テキストから画像生成」だけなら月10回できますが、他のものと組み合わせると生成できる回数が減ってしまいます。あっという間になくなりそうですね。

また、残ったクレジット数は持ち越せずリセットされます。

クレジット数については以前の記事「Adobe Fireflyの無料版で画像が作成できる回数について」でも解説しましたが、あれから変更はないようです。

テキストから画像生成

以下の設定で行いました。

  • モデル:Firefly Image4
  • 縦横比:横(4:3)
  • コンテンツの種類:アート
  • 視覚的な適用量:7(一番左端を1として右へ7つ目のこの位置がデフォルトです)
  • プロンプト:午前中の明るい日差しが入る部屋の中、正面にはテーブルに両腕を置いている日本人女性、表情は目を細めて笑っている、テーブルの上には氷の入ったオレンジジュースがある、イラスト風
生成された結果

ダウンロードする場合は、画像の上か右上にある「」にマウスカーソルを置くと現れるメニューをクリックすればOKです。

ダウンロードの箇所
生成された画像4枚
生成された画像

アイキャッチ画像は、左上の画像を生成拡張で作成したのだけれど、よく見ると腕同士が貫通していますね。今回はこのままにしておきます。

雰囲気で選んだのだけれど、こんな時の腕の不具合部分なんかは生成塗りつぶしで修正すればいいんですよね。…こういう時は無料版だとクレジット数を気にしてしまいますね。

「テキストから画像生成」の場合、Fireflyホーム画面の左にあるパネルから「ファイル」をクリックすると今までの「生成の履歴」が表示されるのでここからもダウンロードが可能です。

生成の履歴を表示

生成拡張と生成塗りつぶし

公式サイトにあるサンプルを使用して、生成拡張と生成塗りつぶしを試してみました。

この画像を使用して縦横比を変えて位置をずらし、夕日を追加したいと思います。

サンプル画像

画像を選択した場合(初回のみ)以下の画面が表示されたら「開始」をクリックします。

初回に表示される画面。「開始」をクリック。

左パネルから「拡張」を選択し、下部パネルから「横(4:3)」を選択します。

「拡張」で大きさを変更

画像の位置をずらして「生成」をクリックします。

「生成」をクリック

右端の画像にしたいので、選択した状態で「保持」をクリックします。

保持をクリック

左パネルから「挿入」をクリックし、下部パネルの「追加」が選択されているのを確認したら追加したい太陽の位置をブラシでなぞります
プロンプトには「夕日」と入力して「生成」をクリックします。

設定を終えたら「生成」をクリック

思ったのと違う結果だったので、「キャンセル」を選択しました。

「キャンセル」をクリック

前の状態に戻り、今度はプロンプトに「太陽」と入力して「生成」しました。

プロンプトに「太陽」と入力して「生成」をクリック

右端の画像にしたいので、選択した状態で「保持」をクリックします。

「保持」をクリック

完成となりましたので、「ダウンロード」をクリックして自分のPCに保存します。

「ダウンロード」をクリック

この「生成拡張と生成塗りつぶし」では3回「生成」をクリックしたのでクレジット数は3消費したことになります。

「生成拡張」や「生成塗りつぶし」の履歴は残らないので、完成したらダウンロードしておくことをおススメします。

ベクターを生成

ベクターの生成も試してみました。

ベクターの生成モデルは「Firefly Image3」です(パートナーモデルは有料プラン)。

生成モデル

設定はデフォルトのままで、プロンプトに「りんご」と入力し、「生成」をクリック(クレジットも消費されます)。

プロンプトの入力と「生成」をクリック

テキストから画像生成と同じくダウンロードしておきましょう。データ形式は「SVG」でした。

「ベクターを生成」も履歴は残らないので、完成したらダウンロードしておくことをおススメします。

テキスト効果とテンプレートを生成

「テキスト効果」と「テンプレートを生成」はAdobe Expressの機能です。

Adobe Fireflyとの共通クレジットとなっていますが「テンプレートを生成」は「10回/月」、テキスト効果は今のところクレジット消費はありません。

「テンプレートを生成」の注意点としては、「王冠」マークが含まれている場合は、有料版にアップグレードしないと画像をダウンロードできないようです。

「王冠マーク」があった場合のダウンロード表示

Adobe Fireflyのクラウドストレージ

無料版には5.0GBのクラウドストレージが割り当てられています。

容量の確認は「Adobe Home」から確認することができます。
「Adobe Home」の左パネルにある「ファイル」をクリックします。

Adobe Home画面

左下には現在の使用した容量が表示されています。

左下にある使用容量の表示

容量を示している箇所に、マウスカーソルを重ねて置くと表示されます。

現在の使用容量

左パネルの「Fireflyの履歴」から今まで生成した履歴の確認とダウンロードができます。

Fireflyの履歴

Adobe Firefly無料版の回数制限のある機能

現在、1か月毎にリセットされない回数制限があるものは下記のようです。

機能回数
ベクターを生成(標準機能)最大10回
シーンから画像生成(標準機能)10回のお試し
動画を生成(プレミアム機能)2つ
効果音を生成(プレミアム機能)10回のお試し
翻訳(プレミアム機能)40秒間分のお試し
テキストからアバター生成(Beta)40秒間分のお試し

ベクターを生成
ベクターを生成
シーンから画像生成
シーンから画像生成
動画を生成
動画を生成
効果音を生成
効果音を生成
翻訳
翻訳
テキストからアバター生成(Beta)
テキストからアバター生成(Beta)

Adobe Fireflyの有料プラン

2025年10月現在、Adobe Fireflyの有料プランのクレジット数と価格は、下記の通りとなっています。

クレジット数

プラン標準機能で使用できる
生成クレジット
プレミアム機能で使用できる
生成クレジット
Firefly Standard無制限
(クレジットを消費しない)
2,000
Firefly Pro無制限
(クレジットを消費しない)
4,000
Firefly Premium無制限
(クレジットを消費しない)
50,000

価格

プラン月々プランの価格年間プラン
(月々払い)の価格
年間プラン
(一括払い)の価格
Firefly Standard1,580円/月(税込)1,380円/月(税込)15,780円/年(税込)
Firefly Pro3,180円/月(税込)2,780円/月(税込)31,680円/年(税込)
Firefly Premium31,680円/月(税込)26,780円/月(税込)316,780円/年(税込)

必要に応じて有料プランを考慮してもいいかもしれませんね。

標準機能とプレミアム機能

有料プランには無料版には制限されている標準機能を無制限に使用することができます。

何よりクレジット数も多くなり、プレミアム機能も使用できるので使い勝手がよさそうです。

標準機能プレミアム機能
テキストから画像生成
(モデル:Firefly Image3、Firefly Image4)
ベクターを生成
生成拡張
生成塗りつぶし
テンプレートを生成
シーンから画像生成

テキストから動画生成
画像から動画生成
動画を翻訳
音声を翻訳
テキストから効果音生成
音声から効果音生成
テキストからアバター生成
パートナーモデルの使用
Lip Sync(エンタープライズのみ)※

※「動画を翻訳」で翻訳された音声と口の動きを合わせる機能

Creative Cloud 生成 AI 機能」より参照

Adobe Firefly無料版はクレジット数が「10回/月」なので、「テキストから画像生成」だけを使用するとしたら1か月ごとに10回使用できます。

標準機能には有料プランで利用できるものも含まれており、その中には無料版ではお試し用として回数制限を設けている機能があります。

それらの回数はリセットされないため、無料版は全てが毎月使用できるとは限りません。

また、「テキストから画像生成」で利用できるモデルは「Firefly Image3」と「Firefly Image4」に限られており、「Firefly Image4 Ultra」と「パートナーモデル」はプレミアム機能になるため利用できません。
プレミアム機能には「王冠」マークが表示されています。

モデル

「Firefly Image3」と「Firefly Image4」のモデルについては「Adobe Firefly image3とimage4の比較」をご覧ください。

まとめ

Adobe Fireflyの無料版でできることは、意外と少ないように思います。

1か月間のクレジット数は「10」ですが、「テキストから画像生成」だけではなく、「生成拡張」や「生成塗りつぶし」もこのクレジットを消費します。

残ったクレジット数は持ち越せずリセットされるので、10回ではすぐに消費されるでしょう。

必要なら有料プランも考慮した方が良いかもしれませんね。

とはいえ、お手軽に画像生成が試せるので、無料版を体験してみるのもいいと思います。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
参考になれば幸いです。

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